野尻湖から5分程車で入った所にある大学村と言う、学者の方の為の別荘地が敷地である。大学村の入り口に面し、管理棟が目の前にある。この為、村内は冬季の間、雪で通行不能になるが、この敷地の前までは雪かきが行われるので、一年を通して建物が利用できる。したがって設計も、寒冷地仕様とした。
断熱工法は今では当たり前になっている通気工法を採用している。 冬季の出入りを考え、入り口を2階としている。実際に冬にはほとんど1階の入り口と思える程に雪が積もる。
1階部分は斜面から少し高く床レベルを設定し、鉄筋コンクリート造としている。2階は木造となっている。屋根にはトップライトを中央に設け、昼間はかなり明るい。屋根材は、フッ素塗装鋼板を使い、自然落雪をねらっている。
|